写経とは、誰でも取り組むことができる身近な実践行です。仏の教えを信奉する人々の浄い行いです。
延命寺の一般参加型写経会は、未経験者の一般の方を対象にした写経会です。
約4時間かけて、一番馴染みの深い般若心経を写経します。願いを込めて浄書した写経は、巻物にして御本尊様に奉納します。
写経の詳しい説明はこちらをご覧ください »
(外部サイト:天台宗一隅を照らす運動サイトへ移動します。)
【其の1】住職のありがたいお話を聞くことができます。
【其の2】筆ペンではなく、小筆を使用します。
【其の3】墨守ではなく、墨をすります。(心が落ち着きます)
【其の4】椅子と座敷を選べます。
お年を召した方や正座が苦手な方でも、安心してご参加いただけます。
【其の5】昼食付きで1,500円と、参加しやすい金額設定です。
(昼食はうどん・蕎麦など麺類の予定です。)
普段、忙しくてゆったりした時間をとれない方
集中力を高めたい方
仏教の世界を体験したい方
心を落ち着かせたい方
筆を使ってみたい方
中学生からお年を召した方まで、お気軽にご参加いただけます
(但し、写経中は基本的にずっと静かに座って取り組みます。じっとできない方はご遠慮ください。)
☆主に愛知県内の方にお越しいただいています。
日時 | 未定(現在募集は行っていません) |
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場所 | 延命寺 |
時間 | 10:00-15:00 |
定員 | 50名 |
参加費 | 1,500円(昼食付き) |
対象者 | 中学生以上 |
用意するもの | 小筆 |
お電話またはFAXにて「住所」「氏名」「年齢」「性別」をご連絡下さい。
電話番号:0562-46-0544
FAX番号:0562-57-7115
朝からシトシトと雨が降る中、延命寺にて今年最後の写経会が行われました。
初めての写経、始まる前からドキドキです。
参加者は、10代らしき女の子からお年を召した方まで、幅広い年代の人がいました。
始まる前に、村上圓竜住職からありがたいお話を聞きます。写経をする意味や、有名なお坊さんのお話を聞くことができました。
写経を始める前に、シキミを粉にした「塗香」で口と手と胸を清めます。住職がお経を読まれるのを聞き、後に続いて一緒に読みます。
墨守ではなく、硯(すずり)でちゃんと墨をすります。ただ墨をするのではなく、自分の雑念も摩り込む、すって中にいれてしまうような気持ちですりなさいと教えていただきました。
墨をするのは、中学生以来!久しぶりの感覚が逆に新鮮です。黙々と墨をするだけで、なんだか集中力が高まっていきました。
この日のために買った小筆を取り出し、いざ写経開始。般若心経の写経用紙を一文字一文字、心を込めて写していきます。普段、筆を使う機会があまりないので、筆さばきに一苦労。 力加減を考えながら、筆と格闘しながら、真剣に取り組むことができました。
シーンとする室内で、雨の音だけが響きます。頭が空っぽになり、不思議な気持ちになりました。 あまり進まなかったけど、すごく集中できて午前中の2時間があっという間に過ぎました。
そして、参加者みんなでお昼ごはん。この日のメニューはいんげんのごま和え、お漬物、うどん、柿。さっぱりしたお味で、空腹を満たしました。
1時間のお昼休憩の後、13時より午後の部開始。眠くなるかな〜?集中できるかな〜?と、少し心配でしたが、一字一字書き進めるごとにどんどん集中することができました。ずっと同じ姿勢なので、さすがに肩が凝りましたが(笑)
午後の部2時間弱もあっという間に過ぎ、初めての写経会終了。
最後はみんなで般若心経を唱えます。
速い方は、2枚以上書いていらっしゃいましたが、じっくり書いていた私は、丸一日かけてやっと1枚書き終えました。
最後に生年月日と名前、そして「為」と書いてある部分に、写経した人のお願いごとを書きます。 私は、やはり家族の幸せを願いました。うん、いい人!
以前、写経はゆっくりゆっくり書くべし。自分と向き合え、無になれると教えていただいたことがあったので、それを意識してじっくり取り組みました。
シーンとした部屋で一つのことに集中するというのは、すごく貴重な体験でした。難しいことはよく分からなかったですが、字もうまくなった気がするし、自分の字と、自分と、向き合えたような気がします。
また、絶対参加したいと思える行事でした。
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